女性ホルモンの放出障害
不妊の二大原因の一つである女性ホルモンの放出障害について説明する前に妊娠に必要な女性ホルモンがどのようにして出ているのでしょうか?
下図を参照にしながら簡単に説明致します。
まず最初に大脳視床下部から 性腺刺激ホルモン放出ホルモンが放出され、これが脳下垂体の卵胞刺激ホルモンと黄体形成ホルモンの放出に影響を与えます。
そして卵巣から卵胞ホルモンと黄体ホルモンを放出させるので3段階の仕組みになっています。
妊娠はこの絶妙なホルモンの放出のバランスによって成り立つものなのです。
この女性ホルモンの絶妙なバランスを崩す原因が二つあります。
それが精神的なストレスと自律神経失調症です。

1. ス ト レ ス

精神的なストレスがかかると大脳視床下部がダイレクトに影響を受けますので脳からの第一段階の性腺刺激ホルモン放出ホルモンが出にくくなります。
その結果下部のホルモンも出にくくなるのです。
よく赤ちゃんをあきらめたら授かった話は良く聞きます。これは赤ちゃんが欲しいと強く望む気持ちが却って執着となって、大脳の視床下部にストレスをかけるものと思われます。
諦めた途端にストレスが無くなり、女性ホルモンが一気に流れ出したのでしょう。
赤ちゃんがなかなか出来にくいということは女性にとってそれだけで大変なストレスとなって脳に影響してしまうのです。
ストレス解消にはアロママッサージで!!

精神的なストレスは非常に厄介なものです。本来は自分で解消していくものなのですが、そもそも自分で解消できる人が体調を崩さないのです。
当院では不妊の患者さんの脳へのストレスを極力和らげる目的でアロマオイルマッサージをしています。
熟練の女性スタッフによる癒しのアロママッサージはリラックス効果抜群です。
心と体がリラックスすることにより女性ホルモンが大量に放出され妊孕力が増すのです。

2. 自律神経失調症

女性ホルモンの放出を妨げるもう一つの原因が自律神経失調症です。
これは首のコリが原因で脳への血管を圧迫してしまい、脳が貧血状態を起こすのです。
最近はスマホの影響などで首のコリを訴える患者さんが多いのです。
実際に首の治療をしただけで、女性ホルモンが多く分泌され、その結果、生理や排卵が起こったり、肌や髪の毛の艶が 戻ったり、女性らしい体つきになった、などの女性を数多く見てきました。
この自律神経失調症は当院独自の自律神経の鍼で治療していきます。


