5-2 そもそも病気の診断が間違えていないか?

患者さん側からすれば、診断を間違えるなんてありえるのだろうか?と耳を疑うでしょうが、以外と多いのです。

なかなか病気が治らないと言って当院を訪れる患者さんの中で二番目に多い理由がこれです。

医師などの診断を絶対視する方などはこちらの診断とあまりにも違う為に訝しがる人もいるくらいですが、結果として治ってしまうと皆さん認めざるを得ませんので、脱帽して頂けます。

一番多いのが腰の痛みを訴えた場合に病院の診断では腰椎のヘルニアと言われるパターンです。
しかし実際にヘルニアは数ある腰痛の種類の中での1つのパターンに過ぎないのです。

当院を訪れる患者さんで多いのが骨盤や股関節痛由来の腰痛が多いのですが、この場合ヘルニアを起こしている腰椎(腰の骨)を治療しても一向に治らないのです。
股関節や仙腸関節の治療をすることにより腰痛が劇的に改善していく体験を幾度としたことでしょうか?

足の痺れがある場合でも、坐骨神経痛と診断して必ずと言っても良いほど腰に原因を求めますが、実際の臨床ではお尻の下の梨状筋に異常がある場合が多いのです。
このパターンでも散々腰の骨を治療して治らないと言って来院される患者さんが多いのです。

このように病気の診断名が違っていると全く治らないのです。


2020年08月28日