2-1  鍼治療とは?

鍼灸治療は古くは中国で生まれた医療です。

鍼を特定のツボ(経穴)と言われる箇所に打ち、その刺激で病気を治そうとする東洋思想のもとで2000年以上続いている東洋医学です。
西暦100年代の三国志の時代には既に確立されていて、魏の国の王の曹操に頭痛の治療を施していた華佗という鍼灸医師の記録が残されているのはあまりにも有名な話です。

その他に東洋医学に分類されるものに、あん摩マッサージ指圧、整体、漢方薬治療、気功治療などがありますがなかでも鍼治療がダントツに効果があるのです。
鍼治療がダントツに効果がある理由は後述致します。

鍼灸治療は「気」という目には見えないが体中をめぐっているエネルギーがある、という独特の思想に基づいて治療を行っています。

伝統的に2000年以上も前からこの理論で治療を行っているのです。

大多数の鍼灸師はこの理論を疑いもなく行っているのですが、まさしくこの「気」のエネルギー理論が鍼灸を分かりにくく、古臭くて怪しいものにしてしまっているのです。

実は鍼灸治療はもっと科学的根拠に基づいて行われているのです。

これから鍼灸治療を受けようとする患者さんや、今までも鍼灸治療を受けたことがある患者さんにもしっかりと鍼灸治療が何故効くのかを理解していただくことによって治療効果がより一層高いものとなるのです。

2020年08月25日