胞状奇胎とは?
栄養膜細胞の増殖と間質の浮腫により、繊毛が水腫状腫大をきたすものをいう。
全ての繊毛が異常である全胞状奇胎と正常繊毛が並存する部分胞状奇胎に分けられる。
40代以上の高齢妊娠で著しく高い。

上図の繊毛空間全体が水腫状になってします。
症 状
妊娠初期より不正出血、妊娠悪阻症状
尿中、血中hCG上昇
病 態
1.全胞状奇胎
角のない卵子(ゲノム欠損卵)に一つ、もしくは二つの精子が受精して発生する。
精子由来の遺伝子しか持たないため、雄核発生と呼ばれる。

2.部分胞状奇胎
健常卵子に二つの精子が受精して発生する(3倍体)

治 療
早急な子宮内容除去術と奇胎娩出後の管理(hCG値)が重要
鍼灸治療の胞状奇胎に対するアプローチ
鍼灸治療の目的は胞状奇胎の既往歴のある患者に再発防止と正常妊娠を目的として行います。
全胞状奇胎でも部分胞状奇胎でも卵子の異常が原因ですので視床下部ー下垂体系の鍼治療と卵巣血流改善の鍼治療を行います。
当院でも一度胞状奇胎で流産してしまった女性が引き続き不妊の鍼治療を続けたところ妊娠、出産までいった症例があります。