生理痛の原因

生理痛の原因は主に三つあります。

生理痛の原因は便秘と同じだと思って構いません。

毎月の生理で経血がちゃんと体外に排出されにくいので便秘同様お腹に痛みが発生するのです。

① 骨盤の歪み

② 自律神経の乱れ

③ 溜まった血が汚血となる

上記の三つについて解説していきます。


① 骨盤の歪み

生理痛の原因は何と言っても骨盤の歪みでしょう。

骨盤の位置が正常でないために生理の時うまく力が入らずに経血が体外に排出できなくなるのです。

これは便秘と一緒でうまくいきむ事が出来ないために起こる現象です。

力が入らない主な原因が仙骨の後方変異です。

下図が仙骨です。

そして左右の股関節とのつなぎ目が仙腸関節と呼ばれる関節です。

この仙骨が後方にずれますと所謂腰が入っていない状態になり、力が入らなくなるので生理の経血が体外に排出されにくくなるのです。
便秘も同じ現象です。

下図が実際に仙骨が後方にずれた図です。

所謂へっぴり腰の状態になってしまい、腰全体にも力が入らなくなるのです。


この仙骨を前方(お腹側)の正常な位置に戻すことによって子宮が働き、正常な生理が来るようになるのです。


② 自律神経の乱れ

そもそも生理を始めとした女性ホルモンのコントロールは大脳の視床下部で行われています。

昨今のスマホパソコンを主体としたデジタル機器の出現により、現代人は自律神経が乱れています。

この自律神経の乱れを直すことによって正常が生理が来るのです。

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③一番の問題が下腹部に溜まった汚血

生理痛が激しい人は生理の経血が体外に排出されずに腹腔の中に溜まってしまう現象がおきます。

下図のように卵管を通って子宮内膜が腹腔に排出されますので、生理中のお腹の中には子宮内膜を含んだ血液が溜まってしまうのです。

それで、お腹、または腰が痛い、あるいはだるくなるのです。

子宮内と違って、お腹の中の血は逃げ場がありませんから、古くなるとドロドロになって骨盤内の臓器どうしを癒着させます。

この生理で逆流した血液が腹腔内で留まっている状態が汚血なのです。