鍼の極意は的確なツボに十分な刺激を与えられるかに尽きるのです。
鍼治療の極意は患者さんの症状に合わせて的確なツボに十分な刺激を与えられるかに尽きるのです様々な痛みでなかなか症状が改善しない、もしくは少しは改善しているのだが完治には至らないと悩んでいる患者さんが大勢います。
その殆どが正確なツボに充分な刺激が到達していないからなのです。
素人から見れば我々鍼灸師はどれも同じに映って、鍼治療は効くと思っているかと思われます。
ところが現実はそうではありません。
鍼灸師の腕の差は天と地ほどの差があるのです。
鍼の種類がものすごく多くあるのをご存じでしょうか?
たいていの鍼灸師の先生は日本の鍼というものを使用しています。
これは直径が0.1~0.3ミリまで、長さが6センチまでです。
これくらいですとあまり痛くなくて安全性も高いのですが、効果としたら軽症者やリラクゼーション、美容くらいでしょう。
本当に困っている患者さんには日本の鍼は効かないのです。
それは何故かと言いますとツボには深さと固さと容量があるのです。
ツボとは老廃物が溜まりやすい箇所の事です。
ここでいう老廃物とは尿の事です。
本来は血液リンパの流れに沿って体外に排出されなければいけない尿が筋肉中に溜まってしまうのです。
老廃物が溜まって筋肉が固くなってしまう現象をコリと言うのです。
肩こりに代表されるコリが痛みを引き起こしているのは周知の事実です。
重症者の方の老廃物(尿)は深く入って、固くなり、しかも量が多くなるのです。
ですから通常の治療では治らないのです。
当院の中国鍼は太さが0.4~1.0ミリまで 長さが15センチまでありますのでほぼ日本一の鍼の種類が扱えます。
これくらいの鍼が扱えないと重症者には対応できないのです。
ここで患者さんが気になることは太い鍼って痛くないか?ということです。
当院で扱っている鍼は前田の鍼と言って日本で唯一中国鍼を製造してくれる会社です。
一本一本丁寧に作成してくれますので切れ味がするどく、刺入時の痛みがディスポより痛くないのが特徴です。
しかも効き目は全然違います。
あまりの効き目の違いに今までの鍼治療は何だったのか?と言って愕然とされる方もいらっしゃいます。
問題は適度な刺激を与えることです。
的確なツボに適度な刺激を与えるのが重要と言いましたが我々からしますとツボを外すというのはプロではないと思っています。
当然患者さんの病態が一度や二度の診察では掴めずに的確なツボにあてられないという事はありますが最終的には必ず当たります。
問題なのは適度な刺激です。
鍼の刺激はと強すぎても、弱すぎてもダメなのです。
当院ではほぼ日本一の鍼を取り揃えています。
重要なのは適度な刺激を与えることなのですが、これも実は簡単な事なのです。
それは鍼の感じる痛みの度合いを患者さんに全部聞けばいいのです。
健康な患者さんほど鍼を痛く感じるのです。
痛みというのは鍼を刺すときのチクっとした感じではなく、刺さったあとに感じる所謂刺さっている感じがあるか?です。
これは患者さんによって感じ方は違いますがジーンとかチクチクとか、重い感じだったりとかの感覚です。
重症な患者さんほど刺した後に何も感じないのです。
患者さんの鍼に対する痛みの感覚を聞きながら治療をしていくのです。
治療で一番大事なのは効いてるか?という事なのです。
痛くない、感じない鍼は効いていないので、もっと深くとか、太くするとかをその都度決めていくのです。
最短で症状を改善したいのなら、患者さんが耐えられるのならばを大前提として、太くて深い鍼を打てば早く治るのです。
誰もが早く症状を改善したいと思っています。
最短で直したいのなら、患者さんが耐えられるギリギリのラインでの太くて長い鍼を打てばいいのです、
患者さんは太くて長い鍼は怖いと恐れるのですが、実際に治療してみて、痛くて二度としたくないと言われた事はありません。
それどころか、思っていたより全然痛くなかったと言っていただきます。
効果も抜群なのでもっと早くやっていれば良かったと後悔される方が多いのです。