女 性 不 妊 治 療 の 流 れ
子宮卵巣を若返らせて妊娠力アップ!
女性の妊孕力アップの目的は女性ホルモンを大量に放出させ、子宮卵巣の機能を向上させることです。
具体的には脳への血流を促進してストレスを和らげ、子宮卵巣を温めて老廃物を体外に排出させるのです。
治療方法の種類は不妊検査に基づいて患者さんとよく相談しながら進めて行きますのでご安心ください。
不妊治療は次の三つのステージから成り立ちます
第一段階 卵子を育て、子宮内膜を厚くする段階

この時期は主に生理、卵胞期、黄体期に当たるために、どんな治療をしても大丈夫ですので不妊検査で異常のあった箇所を徹底的に治療して妊孕力を高めましょう。
卵は約半年前から作られますのですぐに治療効果が表れるものではありませんが、しっかりと妊孕力を高める治療を続けていれば確実に効果が表れます。
子宮内膜の状態が悪い患者さんもしっかりとこの時期に妊孕力を高めれば結果は必ず付いてきます。
第二段階 卵子を受精させて子宮に着床させる段階

この時期は排卵期にあたります。
受精方法はタイミング療法 人工授精 体外受精 顕微授精の4つの段階があります。
各段階の精子や胚を戻すタイミングで子宮点に鍼治療を施して、刺激を与えて活性化させます。
そのことで子宮周囲の血流を促進させ、着床の確立を上げようとするものです。
ここでは受精の方法によってふたつの治療方法が考えられます。
1.タイミング、人工授精のパターン
この段階ですと着床までに1週間くらいかかりますので排卵日前後に来られるだけ鍼治療で子宮を刺激いたします。
実際には排卵後や胚を戻した後三日間くらいソフトな刺激の鍼治療とスマーティで全身を温めます。
2.胚盤胞(体外受精)を戻すパターン
この段階ですと着床までに1日くらいかかりますので、胚を戻す直前や直後に鍼治療を施すのが良いと思います。
胚を戻したその日にソフトな鍼刺激とスマーティで全身を温め、子宮への血流を促進します。
第三段階 妊娠を継続させて出産させる段階

不妊治療は妊娠がゴールではありません。
不育症や流産の危険性があるために出産までは気が抜けません。
受精卵が着床したら、それを維持して妊娠を継続させる段階です。
なかなか妊娠しにくい女性は流産もしやすい傾向があります。
また流産を繰り返す不育症の患者さんは着床維持治療が欠かせません。
当院では出産までのサポートを考え、以下の三つの方法で妊娠継続、出産までをお手伝いさせて頂きます。
① 全身整体とフェイシャルエステでストレス緩和と女性ホルモン増加
② 肩首コリと頭皮ケアで脳への血流促進
③ スマーティで全身温めて常に体温を上昇させます。
不妊症の女性は出産まで多くのストレスを抱えています。以上の全身ケアを施すことにより常にリラックス状態に身を置いて出産まで心身共に良好な状態を保ちます。
段階別具体的な治療の流れ
不妊治療はタイミング、人工授精、体外顕微授精と大きく三つの段階で行われますが、どの段階かで若干治療方法が異なりますので参考にしてください。
①タイミングでの妊娠をご希望の方
生 理 日

冷え性治療(高周波治療)
汚血除去の鍼
各自の不妊の原因別治療
タイミング開始

着床促進治療

着床促進治療 (実質的には排卵後三日間)
一 週 間 (着床予定日)

ストレスケア治療
生 理 日

妊娠判定が出ましたらストレスケア治療を安定期(16週)まで継続
生理が来てしまいましたらリスタートです。
② 人工授精での妊娠をご希望の方
生 理 日
汚血除去の鍼
各自の不妊の原因別治療。
人工授精日

着床促進治療
排 卵 日

着床促進治療(実質的には排卵後三日間)
一 週 間(着床予定日)

ストレスケア治療
生 理 日

妊娠判定が出ましたらストレスケア治療を安定期(16週)まで継続 。
生理が来てしまったら最初からリスタート
③ 体外、顕微授精での妊娠をご希望の方
生 理 日
冷え性治療(高周波)
汚血除去の鍼
各自の不妊の原因別治療
採 卵 日

採卵周期で胚を移植する場合は着床促進治療をします。
次周期で移植する場合は冷え性、汚血などの治療を継続します
移 植 日

移植胚が胚盤胞の場合は当日のみ着床促進治療をします。
その他の場合は三日間は着床促進治療をします。
その後妊娠判定までストレスケア治療
生 理 日

妊娠判定が出ましたらストレスケア治療を安定期(16週)まで継続します。
生理が来てしまったら最初からリスタート