現代の男性の精子の質が悪過ぎる

ここでの男性不妊に関する話は病院での検査で決定的な異常が見つからなかった場合での話になりますのでご了承ください。

病院の精子検査で異常がなしと言われると自分には原因がないと思っている男性陣がいまだに多いことに驚かされます。

病院での精子検査はシャーレに精子を入れて数を調べたり、形を調べたり、ちゃんと運動しているかを調べているだけなのです。



そもそも精子は毎回新しく作られますので一回の検査のみで決定的な証拠にはなりません。

女性側にも異常がない場合何故妊娠しないのか?

男性目線で考えておかしいと思いませんか?

人間も動物の一種とみるのならば一人の男性が一人の女性も妊娠させられないなんて精子が弱すぎるのです。

我々の昭和の時代なんて不妊症は殆どいませんでしたし、出来ちゃった婚が多くて却って恥ずかしいことと捉えていました。
(今は授かり婚と呼んでいるそうですね。)

戦時中なんて戦争に出征するときに一晩で子供を作って行った例も多くあったそうです。

この事からも男性の精子が弱くなっている十分な証拠ではありませか?




子宮内での精子の動きは分からない


実は精子が子宮の中に入って卵管を通り、卵管膨大部にまで到達したら受精するのですが、この間は中を見れないので精子がちゃんと受精までしているのか、全く分からないのです。

子宮内でどんなことが起こっているのかはブラックボックス状態なのです。


精子は受精するまでに相当な数を淘汰されます。

ここで精子が子宮内に入ってからの数の流れを見ていきましょう


1.子宮頚管  2~4億  フーナーテストはこの時に行われます。

2.子宮腔   1~2万個 ここで受精能が獲得されます。

3.卵管通過時 400~600個

4.卵管膨大部 60~200個  ここで一個が受精します。


これらは大まかな数字で妊娠できる人のデータです。

卵子と出会ったときに最低でも60個は精子がないと受精しない計算になります。

ここで問題は本当に60個以上卵管膨大部に到達しているのか?調べる方法がないのです。

不妊の患者さんは行っていない可能性もありますよね。

そして例え60個以上到達しても卵子の殻(透明帯)を破れていない可能性もあります。

これは明らかに精子のパワー不足です。

透明帯を破るための酵素のパワーがないと言えます。

この事は体外受精をすれば分かりますが、ふりかけの体外受精で受精しないのに顕微授精するばあいは完全に精子のパワー不足です。

顕微授精でも受精しないのなら”何をかいわんや”です。

そして最初の分割は精子の力によるものなのでたとえ受精しても胚盤胞にまで成長しない場合は精子のパワー不足です。

このことも体外受精をすれば判明します。

受精しても分割が途中で止まってしまった場合です。

いずれにしましても精子の受精までの流れはブラックボックスなので推測なのですが女性側に異常がない場合には十分に考えられるのではないでしょうか?


何故精子の質が悪くなったのか?

精子の質の低下には2種類あります。

それは精子のパワー不足と精子の劣化です。

この二つは似ているようですが若干違います。

この二つについて詳細を述べるとともに対処法も紹介したいと思います。



精子の質を上げる二つの方法

女性の不妊のホームページでも述べましたが不妊は病気ではないので男性の精子の質の低下を治療する方法が西洋医学にはないのです。

いわゆる体質を変える方法となりますが、東洋医学では二つの方法があります。 

自律神経を整える鍼と骨盤周囲の血流促進の鍼です

治療自体は女性の不妊治療と何ら変わりはありません。

下記のサイトよりお入りください。



男性陣も積極的に治療参加を!!


多くの男性は病院での精液検査で異常なしと判断されたら不妊の原因は自分ではないと思い込んでいます。

精液検査はシャーレ上での精子の状態を調べているに過ぎず、子宮内で精子がどのような動きをしているのかは全く分からないのです。

一人の女性も妊娠させられないなんて男性の精子の低下も大きな原因ではないでしょうか?

それなのに未だに女性にだけ不妊治療の負担を強いている現状に同じ男性としてはいささか憤りを感じずにはいられません。

このホームページを読んで頂き一人でも多くの男性が精子の質の向上に努力して女性への負担を軽減させてあげることを願って止みません・