梨状筋




起始  仙骨の内側面の上位3孔の間に付着。

停止  大腿骨の大転子に付着

作用 股関節において、大腿骨を外旋する。 "

支配神経 坐骨神経叢(S1~S2) "

協働筋  大臀筋や中臀筋が外旋する際に協働
     中臀筋や大腿筋膜腸筋が外転する際に補助的に協働する

拮抗筋  外旋 中小臀筋
      外転 内転筋群 恥骨筋


梨状筋の凝りは坐骨神経痛の一番の原因である「梨状筋症候群」を引き起こします。

梨状筋症候群ではこの筋のほぼ中央に圧痛が多く見られるが 起始部の仙骨外側にも 圧痛点があることが
多い。


梨状筋症候群以外にもこの筋肉が凝りますと仙骨の前面の付着部が牽引され、付着 する仙骨の骨膜などの
組織の緊張が前仙骨孔に及び、その神経孔から末梢に広がる 神経に影響を与えます。
  
影響を与える神経は運動神経では外旋筋、大臀筋、腓骨筋 、外肛門括約筋や尿道括約筋
知覚神経では下臀部から膝窩筋 坐骨神経領域 肛門 会陰 尿道や性器などです。
自律神経では直腸 膀胱 生殖器などが影響を受けます。

男女ともに生殖器に異常があったり、更年期障害に影響する。

この筋にこわばりが生じ、大転子を引き付けるとウォーキングやジョギングなどの ある程度の運動量の
負荷が股関節の前部にかかり、違和感や大腿直筋と大腿筋膜腸筋 に痛みや張り感を訴えます。

補足

梨状筋は、文字通りで梨状の形をした筋肉です。
股関節における大腿骨の外旋筋ですが、他の筋肉と一緒になって働きます。
内閉鎖筋、外閉鎖筋、大腿方形筋、上双子筋、下双子筋、これらが一緒に外旋筋群として存在しています。
梨状筋は、股関節を固定すると、仙骨を伸展し、仙骨を固定すると股間節を外旋します。

また、梨状筋によって坐骨神経が刺激を受けることがあり、これによって『坐骨神経痛』が出ることがあります。
これを 『梨状筋症候群』と呼んでいます。
梨状筋症候群は、梨状筋に神経を締め付けられるもの 、神経自体が梨状筋の内部に入り込んでいる方が、全体の数%おられます。
このような方はオペによって治療したりする事も有ります。
この筋肉は触診が可能です。
仙骨と大転子の間に指を入れて、自動運動で大腿骨を外旋内旋して見ます。
すると、この筋肉の筋腹を触れることが可能です。



2026年03月24日