5-3 診断が合っていても治療する場所ツボが間違えていないか?

診断名が合っていても治療する場所(東洋医学ではツボ(経穴)と呼んだりしています)が間違っていますと治らないのです。

これも患者さん側からすると信じられないかも知れませんが、治療するツボは本当に難しいのです。

そもそも病変のある場所は筋肉の硬結(コリ)が見られます。

東洋医学ではこの硬結をほぐして柔らかくする事で神経や血管への圧迫を取り除き、痛みや痺れを取るのですが、この硬結の位置が数ミリ単位で変化しますので非常に難しいのです。
コリとは筋肉中に老廃物(尿の成分)が溜まって固くなった現象ですが、老廃物は元々液体成分ですので場所が変化したりするのです。

ツボを正確に捉える技術は経験が浅い施術者では出来ない場合もあるのです。

当院に来院される患者さんでも、診断名は合っているのですが治療する場所が微妙に違っていたりして治らない患者さんか多いのです。

2020年08月28日