実はこんなにある鍼の種類
他の鍼灸院に一度でも行ったことがある人はこんなに鍼の種類が多いのにビックリされます。
当院では日本に全ての鍼を用意しています。
その数はなんと60種類以上にも及ぶのです。
鍼の種類が何故これだけ必要かと言いますとコリには重症度があるからなのです。
コリの重症度はコリの大きさ、深さ、硬さ、感覚で決まる。
筋組織のコリには実は重症度があります。
コリの重症度を決定するものは 凝りの硬さと深さです。
凝りは慢性的になればなるほど硬くなり、体の深くに沈み込んで行くのです。
一見凝りは大きくなると思われがちですが、症状の進行と共に凝りは硬く、収縮して小さくなり密度が高くなるのです。
そしてその上からどんどんとコリが溜まっていきますので初期のコリは体内深くに沈んでいくのです。
まるで地層のように古いコリは体内深くに入っていくのです。
こうなりますと感覚はどんどん鈍くなっていきます。
ひどくなると中国鍼の太い鍼でさえも痛みを一切感じない患者さんもいるくらいです。
逆に コリの初期の時は腫れぼったい感じで柔らかく、比較的皮膚表面の近くにあり、広い範囲に留まっています。
そして感覚はするどいままなので鍼の痛みを強く感じます。
このコリの初期症状ですと、シップ、電気治療、温泉、簡単なマッサージなどで効いてくるのですが慢性状態になると表面上の治療では治りません。