脳卒中リハビリの鍼

脳卒中とは脳梗塞、脳出血、クモ膜下出血の総称です。

鍼灸治療に来られる方は急性期を乗り越えた後に病院でのリハビリを終えてから来院されるので、概ね半年から一年以上過ぎた方が多いです。
その全てが痙性麻痺を発症して手足が不自由な状態で来られます。

鍼治療で少しでも改善しないかという切実な希望を叶えてあげられたらという思いから実践と研究を重ねてまいりました。

その結果、リハビリの中で鍼灸治療が果たす役割はズバリ次の二つです


1.肩首コリを解消して脳への血流を改善し、脳細胞の可塑性を促進する鍼

2.痙縮した筋肉と関節を柔らかくする鍼


以上の二点に尽きます、そしてこの二点では西洋医学のリハビリを凌駕しています。

脳の可塑性とは、脳卒中などによって一度脳実質に損傷が及んだ場合、その障害を受けた領域以外の脳部位が損傷部位が担っていた脳機能を代替することです。

したがって脳卒中後でも何カ月経過しても手足の機能は改善していくという認識です。

当院でも脳卒中後5年以上経過してから鍼灸治療をして身体機能が改善する症例を見るたびに時間が経過しても効果があることを実感しています。

かと言って西洋医学のリハビリを否定する立場ではありません。

西洋医学での脳科学とリハビリ理論とその手法には東洋医学ははるかに及びません。

脳卒中のリハビリには鍼治療を併用したほうが圧倒的に効果があります。

通常のリハビリにアキュレの脳卒中の鍼を加えることによって飛躍的に運動機能の向上に繋がり、患者様のQOLの向上に少しでも役立てば光栄です。


以下のリンクより二つの治療方法の詳細を理解していただけるとありがたいです。