上腕二頭筋
起始 長頭は、肩甲骨関節上結節 "
短頭は、肩甲骨の烏口突起
停止 長頭は、橈骨粗面、
短頭は、橈骨粗面、上腕二頭筋腱膜に付着。
作用 肘関節を屈曲する。肘関節を回外する。
支配神経 筋皮神経
協働筋 三角筋前部 大胸筋鎖骨部 烏口腕筋
拮抗筋 上腕三頭筋長頭 三角筋後部 大円筋 広背筋
関連症状
・ 肩や肘の伸展時の痛みの原因となることがある。
・ 結節間溝炎の原因で肩甲下筋や棘上筋 上腕三頭筋の影響がある
・ 肩甲骨の位置異常でこの筋の不調を招きやすくなる。
原因は下部僧帽筋 広背筋 大胸筋鎖骨部 腸肋筋の凝り
・ 慢性の凝りは前腕筋に及び 橈側手根屈筋の異常の原因となる
上腕二頭筋は、知らない人がいない位よく知られている筋肉です。
いわゆる『二の腕』 に当たり、『力こぶ』を作る筋肉がそれです。
『筋肉隆々』を表現するに欠かせないこの 筋肉は、肘関節を屈曲したり、回外したりします。
触診は簡単で、二の腕に他方の手を当 てて、調べる方の筋肉の力を入れます。
すると、大きな筋肉がぴくぴく動くのが感じられ ます。
また、肘を90度屈曲した(曲げた)状態で、調べる筋肉を触診します。
更に、自動運動で回外回内 (肘を外に回したり、内に回してみたりします。)するとどうでしょう。
回外した時は上腕二頭筋が大きく収縮するのがわかります。
また、回内すると、上腕二頭 筋は 弛緩するのがとてもよく判ると思います。