男性 視床下部ー下垂体系の機能障害


男性の精子形成にも視床下部ー下垂体系がコントロールしています。

視床下部ー下垂体系がうまく機能しなくなるとFSHとLHの分泌がうまくコントロール出来ず、精子の形成にも異常をきたすのです。

その結果、質の良い精子が作られないのです。。

この視床下部は自律神経のコントロールタワーであり、なおかつ非常に繊細な部分でもあるので、少しでも疲労してしまうとすぐに自律神経系が乱れてしまい、自律神経失調症を引き起こすのです。

脳と男性ホルモンの関係は?


それではまず、視床下部ー下垂体ー卵胞のホルモンの関係を下図を参照にしながら簡単に説明致します。

まず最初に大脳視床下部から 性腺刺激ホルモン放出ホルモン(GnRH)が放出され、これが脳下垂体の卵胞刺激ホルモン(FSH)と黄体形成ホルモン(LH)の放出に影響を与えます。

LHはライディッヒ細胞に働きかけてテストステロンを分泌させます。
FSHとライディッヒ細胞から分泌されたテストステロンはセリトリ細胞を活性化し、これにより精子形成が促進されます。

以上の事から視床下部ー下垂体系の機能がうまく働かないと精子の形成に大きく影響するのです。


視床下部ー下垂体系の機能障害からくる男性不妊の原因の具体例

それでは視床下部ー下垂体系の機能障害から来ると思われる不妊の原因は具体的にはどのようなものが考えられるでしょうか?
一例を下記にあげてみました。

・性欲がわかない
・質の良い精子が作られない
・勃起障害
・精巣機能低下症
・勃起障害(ED)

視床下部ー下垂体障害の原因は脳疲労ですので自律神経の鍼で改善します。
脳疲労を起こし、自律神経が乱れる原因は女性と同じで以下の三つです。
この三つの原因を改善することによって視床下部ー下垂体系の機能は改善されるのです。

脳疲労を起こし自律神経が乱れる三つの原因


脳疲労を起こす原因は以下の三つです。

①首肩こり
②電磁波
③ストレス

① 首肩こり


脳は莫大な酸素を消費している。

脳疲労の原因は脳への血流障害です。
脳は体全体の5%の体積を占めるに過ぎませんが、酸素の消費量は全身の25%を消費するのです。

脳は常にこれだけの酸素を必要としますのでいつでも奇麗な血液で満たされていないと正常に働かなくなるのです。
実はこれこそが自律神経失調症の正体であり、MRIなどの検査を駆使して精査しても異常なしと判断されてしまうのに様々な症状を引き起こす原因となるのです。



この脳への血流障害の原因はズバリ首のコリです

現代人はパソコンやスマホの普及で目線を下に向けて肩や首を下に向けている時間が長くなり、肩首周囲の筋肉が固くなってしまっているのです。
特に頭部と首の境目にコリが溜まってしまい、脳への血流を阻害しているのです。
この首のコリを素早く解消することが脳への血流を改善し、脳の疲労を回復させるのです。



② 電磁波からくる脳疲労


これはパソコン、スマホに不随してくる問題なのですが、Wifiの普及により、無線でインターネットが出来るようになり大変便利になりました。


しかし有線ではないので電磁波があちらこちらで飛び交うようになったのです。
加えて仕事でもパソコン、帰ってから寝るまでスマホ、タブレットを見る人が多いので電磁波により脳が帯電してしまうのです。

帯電した脳は熱も帯びるので寝ても脳が休まらずに疲労感が残るのです
これが現代人を悩ます慢性疲労の正体でもあるのです。



③ ストレスからくる脳疲労


精神的なストレスがかかると大脳視床下部がダイレクトに影響を受けますので脳疲労を起こします。

現代人は様々なストレスにさらされています。
仕事のストレス、人間関係のストレス、将来の不安によるストレス、などは以前に比べて格段に大きくなっているのです。
加えて不妊の女性は子供がなかなか生まれないストレス。

このような様々なストレスが脳疲労を起こしているのです。


少し話が違うのですが、 赤ちゃんをあきらめたら授かった話は良く聞きます。

これは赤ちゃんが欲しいと強く望む気持ちが却って執着となって、大脳の視床下部にストレスをかけるものと思われます。
特に男性は排卵日のタイミングを強要されると激しいストレスを感じてしまい、性交渉が出来なくなるケースがあります。

赤ちゃんを作るための行為から解放されることで視床下部ー下垂体系が正常に働くようになり、性欲が湧いたり、質の良い精子が出来るのではないのでしょうか?