精子の質の低下
精子の質の低下には大まかに分けて2種類あります。
精子のパワーの低下と精子の質の劣化です。
質の低下は全年齢層に当てはまる問題です。
劣化は男性の高齢化です。

ここで言う精子のパワーとは3つあります。
1.精子が受精する場所である卵管膨大部にまで泳ぐパワー
2.受精する特に卵子の殻(放線冠と透明帯)を突破するパワー、
3.受精したら受精卵を分割していくパワー
この三つのパワーについて考察していきましょう
精子は子宮に侵入するときに2億~4億いますが、 受精する時には60~200個にまで減少してしまいます。
受精する場所は卵管膨大部なのでそこまでたどり着いていない場合もあるのです。
精子が前進するパワーは精子のミトコンドリア内で作られるATPを使って鞭毛を動かします。
ミトコンドリアが弱くATPを産生していない可能性があります。
ATPは精子に限らず全ての生命活動のエネルギー源です。
このATPが少ないと卵管膨大部にまで辿りつけない可能性があるのです。
精子が受精が出来る場所である卵管膨大部にまで60個以上到達したと仮定しましょう。
受精するときには先体から酵素(ヒアルロニターゼやアクロシン)を出して卵子の殻(放線冠や透明帯)を破るのです。
ですが、そもそも酵素が少なくて殻を破れない可能性があるのです。
体外受精で受精しないパターンはこれに当たると思います。

また受精してからも分割がスムーズにいかない場合も精子にも責任があります。
着床する寸前までに胚盤胞と言われる分割が進んだ細胞になるわけですが、ここに至るまでは精子のパワーが重要だと言われています。
受精から胚盤胞に至るまでが精子の影響が大きいことが分かるはずです。

以上が精子のパワー不足で起こるであろう不妊の原因です。
男性陣は未だに男はいくつになっても子供が産めるなんて信じている人が多いのに驚きますがそんなことはありません。
年齢と共に精子の質は確実に落ちます。
問題なのは精子の染色体が正常なのか?ということです。

精子は毎回精祖細胞からセリトリ細胞の力によって新しく作られますので卵子よりは劣化が遅いのですが、年齢と共に当然、染色体の異常が現れやすくなります。
精子の中にある遺伝子情報はその都度精祖細胞が体細胞分裂によってコピーして作られ、さらに減数分裂によって精子にまで分裂していきます。
このコピーの回数が増えるほどコピーミスも増えてくるのです。
これは老化や癌も同じですが年齢と共にコピーミスが増えていくのです。

現代は男性も結婚年齢が年々高くなっています。
当院でも男性が59歳で妊娠した例もあります。
男性でも女性のように更年期障害もあって男性ホルモンの低下を引き起こすのです。
特に40歳を過ぎたらご自身の精子にも何らかの異常があると考えて積極的に鍼治療をしたほうが良いのです。
それでは精子の質を向上させるにはどうしたら良いのでしょうか?
不妊は女性同様病気ではなく不妊体質なので西洋医学では治療方法がないのです。
これは女性の場合と同じで自律神経の調整と精巣に流れる血流を改善することで解決します。

精子のパワーの低下と精子の質の劣化です。
質の低下は全年齢層に当てはまる問題です。
劣化は男性の高齢化です。
精子のパワーの低下

ここで言う精子のパワーとは3つあります。
1.精子が受精する場所である卵管膨大部にまで泳ぐパワー
2.受精する特に卵子の殻(放線冠と透明帯)を突破するパワー、
3.受精したら受精卵を分割していくパワー
この三つのパワーについて考察していきましょう
1.精子が受精する場所である卵管膨大部にまで泳ぐパワー
精子が子宮に入ってから受精まではブラックボックス状態で分からないと言いました。精子は子宮に侵入するときに2億~4億いますが、 受精する時には60~200個にまで減少してしまいます。
受精する場所は卵管膨大部なのでそこまでたどり着いていない場合もあるのです。
精子が前進するパワーは精子のミトコンドリア内で作られるATPを使って鞭毛を動かします。
ミトコンドリアが弱くATPを産生していない可能性があります。
ATPは精子に限らず全ての生命活動のエネルギー源です。
このATPが少ないと卵管膨大部にまで辿りつけない可能性があるのです。

2.受精する特に卵子の殻(放線冠と透明帯)を突破するパワー、
精子が受精が出来る場所である卵管膨大部にまで60個以上到達したと仮定しましょう。
受精するときには先体から酵素(ヒアルロニターゼやアクロシン)を出して卵子の殻(放線冠や透明帯)を破るのです。
ですが、そもそも酵素が少なくて殻を破れない可能性があるのです。
体外受精で受精しないパターンはこれに当たると思います。

3.受精したら分割していくパワー
また受精してからも分割がスムーズにいかない場合も精子にも責任があります。
着床する寸前までに胚盤胞と言われる分割が進んだ細胞になるわけですが、ここに至るまでは精子のパワーが重要だと言われています。
受精から胚盤胞に至るまでが精子の影響が大きいことが分かるはずです。

以上が精子のパワー不足で起こるであろう不妊の原因です。
男性の精子だって劣化します!!
男性陣は未だに男はいくつになっても子供が産めるなんて信じている人が多いのに驚きますがそんなことはありません。
年齢と共に精子の質は確実に落ちます。
問題なのは精子の染色体が正常なのか?ということです。

精子は毎回精祖細胞からセリトリ細胞の力によって新しく作られますので卵子よりは劣化が遅いのですが、年齢と共に当然、染色体の異常が現れやすくなります。
精子の中にある遺伝子情報はその都度精祖細胞が体細胞分裂によってコピーして作られ、さらに減数分裂によって精子にまで分裂していきます。
このコピーの回数が増えるほどコピーミスも増えてくるのです。
これは老化や癌も同じですが年齢と共にコピーミスが増えていくのです。

現代は男性も結婚年齢が年々高くなっています。
当院でも男性が59歳で妊娠した例もあります。
男性でも女性のように更年期障害もあって男性ホルモンの低下を引き起こすのです。
特に40歳を過ぎたらご自身の精子にも何らかの異常があると考えて積極的に鍼治療をしたほうが良いのです。
精子の質を向上させるには?
それでは精子の質を向上させるにはどうしたら良いのでしょうか?
不妊は女性同様病気ではなく不妊体質なので西洋医学では治療方法がないのです。
これは女性の場合と同じで自律神経の調整と精巣に流れる血流を改善することで解決します。
