大胸筋
起始 鎖骨部 鎖骨の内側半分に付着。
胸肋部 胸骨及び第1~第6肋軟骨
腹部 腹直筋鞘前葉に付着。
停止 上腕骨の大結節稜に付着。
作用 鎖骨部 内旋 水平屈曲
胸肋部 内転 水平屈曲
腹部 内転 呼吸補助筋
支配神経 内側胸筋神経(C5~C8)
外側胸筋神経
協働筋 鎖骨部 三角筋前部線維
胸肋部 内転で広背筋 大円筋 水平屈曲では三角筋前部線維
腹部 内転で広背筋 大円筋 肩甲骨を介して僧帽筋中部線維 菱形筋
拮抗筋 鎖骨部 三角筋後部線維 肩甲下筋
胸肋部 内転 三角筋後部 棘上筋 僧帽筋 前鋸筋
水平屈曲 三角筋後部線維 肩甲下筋
腹部 三角筋 棘上筋 僧帽筋 前鋸筋
関連病状
・ 鎖骨や肋骨の骨折の後遺症がでやすい
・ 巻き肩による上腕二頭筋の結節間溝炎 棘下筋 肩甲下筋の凝りによる運動痛
・ 呼吸補助筋としての機能が強いので咳や喘息ではこの筋が良く凝ります。
・ 鎖骨部の凝りは結帯動作の障害になることもあるので四十肩との鑑別に注意
・ 肺経 心包・胃・脾経に影響
筋肉マンの証とでも言える程のインパクトの強い筋肉です。手と手を合わせ、お互いの手のひらに力を入れると胸筋の盛り上がりを感じることが出来ます。
女性に於いては、 バストアップを図るのに重要な筋肉です。
3方向の繊維に分かれていて、それぞれ力の加減によって使い分けられます。
呼吸に関する筋肉としても重要で、肋骨を持ち上げ、 呼気の補助をします。