天鼎
取穴方法 | 扶突の下3センチ、胸鎖乳突筋の後縁、喉頭隆起(輪状軟骨)の外方3寸の点から下方1寸に取穴 |
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主治 | のどの腫れ、痛み、ふさがり 扁桃炎 歯痛 肩こり |
穴名由来 | ”天”は首から上の頭の部分を意味し、”鼎”はかなえという意味である。かなえとは三つの足を持った香をたく器のことである。 天鼎の部位は下顎三角と呼ばれるところ、すなわち、胸鎖乳突筋、僧帽筋、鎖骨でちょうど三角形を形作るが、この三角形のくぼみの頂点に近く、胸鎖乳突筋の後ろにある。 三角形の頂点にあたるツボなのでこの名がつけられたと思われる。 このツボのある胸鎖乳突筋の内側には、心臓と頭部を結ぶ血管や、数多くの神経が走っている。 血圧の調整をする圧受容体がある。 |
解剖 | 筋肉 広背筋 胸鎖乳突筋 運動神経 顔面神経 副神経、頚神経叢筋枝 知覚神経 鎖骨上神経 動脈 上行頸動脈 浅頚動脈 |