取穴方法 | 足の第二爪部の近位端と遠位端の結ぶ交点(内側) |
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主治 | |
穴名由来 | |
解剖 | 筋肉 運動神経 知覚神経 浅腓骨神経 動脈 第二背側中足動脈 |
取穴方法 | 足の第二爪部の近位端と遠位端の結ぶ交点(内側) |
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主治 | |
穴名由来 | |
解剖 | 筋肉 運動神経 知覚神経 浅腓骨神経 動脈 第二背側中足動脈 |
取穴方法 | 第二中足指節関節(MP関節)前、外側陥凹部 |
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主治 | |
穴名由来 | |
解剖 | 筋肉 第二背側骨間筋 運動神経 外側足底神経 知覚神経 浅腓骨神経 動脈 第二背側骨間筋 |
取穴方法 | 足背部で第二中骨足底と第三中足骨底の接合部の前方陥凹部 足背動脈の拍動部 |
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主治 | 顔面神経麻痺 半身不随 足背が腫れる 歯の痛み 寒気 熱 腹が硬くて食欲がない 脛骨神経麻痺(足が麻痺して足関節に力が入らなくなる) |
穴名由来 | |
解剖 | 筋肉 長趾伸筋 短母指伸筋 運動神経 深腓骨神経 知覚神経 浅腓骨神経 動脈 足背動脈 |
取穴方法 | 第二中足指節関節(MP関節)後ろ外側陥凹部 |
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主治 | |
穴名由来 | |
解剖 | 筋肉 短指伸筋 第二背側骨間筋 運動神経 深腓骨神経 外側足底神経 知覚神経 浅腓骨神経 動脈 第二背側中速動脈 |
取穴方法 | 3里の下6寸、上巨虚の下3寸、条口の下1寸 前脛骨筋の中に取穴 |
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主治 | 足、膝の痛み 胃が熱を持っている 婦人の乳房の腫れた痛み 腸疝痛 脚気 足の麻痺 小児麻痺 リウマチ様関節炎 食欲不振 |
穴名由来 | |
解剖 | 筋肉 前脛骨筋 運動神経 深腓骨神経 知覚神経 外側腓腹皮神経 動脈 前脛骨動脈 |
取穴方法 | 足三里の下3寸、前脛骨筋上に取穴 |
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主治 | 根気が続かない 内臓機能の衰え 腸鳴 喘息、腹痛、熱があり、下痢症状で胃がなんとなく熱く感じる 脚気 麻痺症状 鼻閉塞 腓骨神経痛 肺の病 |
穴名由来 | 下腿両骨間の筋肉の盛り上がっておるところの角のいみ |
解剖 | 筋肉 前脛骨筋 運動神経 深腓骨神経 知覚神経 外側腓腹皮神経 動脈 前脛骨動脈 |
取穴方法 | 3里の下5寸、上巨虚の下2寸に取穴 犢鼻と解谿を結んだ線の中間点 |
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主治 | 足がほてったり、しびれたりして長くたっていることが出来ない 膝の痛み、脚気、ふくらはぎのひきつれ 胃腸虚弱 膝関節炎 足の冷え |
穴名由来 | |
解剖 | 筋肉 前脛骨筋 運動神経 深腓骨神経 知覚神経 外側腓腹皮神経 動脈 前脛骨動脈 |
取穴方法 | 条口の外一寸 前脛骨筋外縁に取穴 |
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主治 | 腹部の痛み 小児の夜泣き 急性腹痛 女性の心痛 みぞおちの痛み 便秘 股から膝にかけての疼き、痛み 刺すような胸痛、頭痛 足の冷え ヒステリー 心身症 癲癇 |
穴名由来 | 下腿外側のちょうどふくらんだところで経水の盛んなところ |
解剖 | 筋肉 前脛骨筋 長趾伸筋 運動神経 深腓骨神経 知覚神経 外側腓腹皮神経 動脈 前脛骨動脈 |
取穴方法 | 足関節を背屈させると外側から長趾伸筋、長母指伸筋、前脛骨筋の3本の腱が現れる。 長趾伸筋腱と長母指伸筋腱の間に取穴する。 別説 足関節前面中央、前脛骨筋腱の外側陥凹部 |
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主治 | 足が腫れて痛む めまい 眼精疲労で視力が落ちて視野が狭くなる 頭痛、顔が腫れてむくむ 便秘 ふくらはぎのひきつれ 足関節捻挫 関節炎 リウマチ ヒステリー、てんかん |
穴名由来 | ”解”はほどく、とくに意味 ”谿”は谷の意味 谷間のように深くくぼんだ部分という意味 |
解剖 | 筋肉 前脛骨筋腱 長母指伸筋腱 長趾伸筋腱 運動神経 深腓骨神経 知覚神経 外側腓腹皮神経 動脈 前脛骨動脈 |
取穴方法 | 背臥位で膝を曲げ、大腿上部の横しわの外端の少し内側に取穴 上前腸骨棘上前腸骨棘と大腿骨大転子を結んだ線上で大転子の頂点の高さ |
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主治 | 部のはり、痛み、かたいしこり 冷えて下腹が痛む 半身不随 腰痛 股の内側のすじが伸び縮みしなくなり、下腹からのどにかけて痛む 大腿部の痛み、ひきつれ、屈伸不自由 股関節痛 |
穴名由来 | |
解剖 | 筋肉 大腿直筋 縫工筋 大腿筋膜張筋 運動神経 大腿神経 上殿神経 知覚神経 外側大腿皮神経 動脈 外側大腿回旋動脈 |
取穴方法 | 天枢の下5寸、中極の両側2寸 鼠径部で鼠経靭帯の中央の上、動脈拍動部 |
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主治 | 腹がはって正座が出来ない 腹部に熱があって痛みがある 陰嚢がはれる 陰嚢が冷えて痛む 男女生殖器疾患 泌尿器疾患 間欠性跛行 鼠経神経痛 |
穴名由来 | |
解剖 | 筋肉 内外腹斜筋 鼠経靭帯 運動神経 肋間神経 腸骨下腹神経 腸骨鼠経神経 知覚神経 腸骨下腹神経前皮枝 腸骨鼠経神経 動脈 浅腹壁動脈 下腹壁動脈 |
取穴方法 | 天枢から3寸下、関元の両側2寸 |
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主治 | 大小便が十分に出ない 下腹がはって睾丸が腫れる 婦人の腹張り、下腹がはって痛い、子宮の諸症状 肩から背中にかけてのコリと痛み 下腹部の諸疾患(腸、膀胱炎、尿道炎尿閉) 婦人科疾患(子宮下垂、子宮の位置異常、子宮内膜炎、月経不順、月経困難症) |
穴名由来 | 水に関係の深い泌尿器、生殖器、腹水や大便などに関する疾患に効果があるという意味 |
解剖 | 筋肉 腹直筋 運動神経 肋間神経 知覚神経 肋間神経前皮枝 動脈 浅腹壁動脈 下腹壁動脈 |
取穴方法 | 天枢の下1寸 石門の両側2寸に取穴 |
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主治 | 不眠症 排尿困難 半身不随 便秘 腸疝痛 下痢 腎疾患(腎炎 腎結核 腎盂炎) 婦人科疾患(子宮内膜炎、付属器系、帯下、不妊症、月経不順、月経困難) 膀胱炎 淋疾 坐骨神経痛 リウマチ 婦人の汚血 のぼせや腰の痛み 下腹のはり 足の冷え |
穴名由来 | 下腹、臍以下の病気のあらわれるところ |
解剖 | 筋肉 腹直筋 運動神経 肋間神経 知覚神経 肋間神経前皮枝 動脈 浅腹壁動脈 下腹壁動脈 |
取穴方法 | 天枢の下4寸 中極の外方2寸で恥骨上際の上、約一横指のところ |
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主治 | インポテンツ 前立腺肥大 婦人の生理痛、生理不順 男女泌尿器 生殖器疾患(膀胱炎、尿道炎、子宮内膜炎、子宮筋腫、月経異常、月経痛、膣炎、卵巣炎、夢精) |
穴名由来 | 泌尿器疾患、婦人科疾患の際に反応が現れるという意味 |
解剖 | 筋肉 腹直筋 内外腹斜筋 運動神経 肋間神経 腸骨下腹神経 腸骨鼠経神経 知覚神経 腸骨下腹神経前皮枝 動脈 浅腹壁動脈 下腹壁動脈 |
取穴方法 | 大腿骨大転子と膝蓋骨底外端を結んだ線上で膝蓋骨外端から上2寸で外側広筋の中に取穴 古典 思い切って膝を伸ばすと膝蓋骨外縁に沿って溝が出る。その溝の尽きたところに取穴 |
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主治 | 腹痛、胃痙攣などの発作時 下痢止め 足腰膝の病 半身不随 膝関節炎 リウマチ 坐骨神経痛 神経性胃炎、腹痛などの急性の症状 |
穴名由来 | |
解剖 | 筋肉 外側広筋 運動神経 大腿神経 知覚神経 外側大腿皮神経 大腿神経前皮枝 動脈 外側大腿回旋動脈 外側上膝動脈 |
取穴方法 | 大腿骨大転子と膝蓋骨底外端を結んだ線上で下から3分の1のところ、大腿直筋と外側広筋との間に取穴 正座をすると大腿四頭筋が隆起する。大腿の前外側、腗関と膝蓋骨外上角との中央部に当たる筋肉のくぼみの中 |
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主治 | 疲れて筋肉が痛む 膝が冷えて痛む 脚気がひどくて歩くことが出来ない 腹部がはる 胸が痛む 半身不随 脚気 足の神経痛 坐骨神経痛 胃腸が悪い |
穴名由来 | ”伏兎”はうさぎが地に伏せた背中のように大腿四頭筋が盛り上がるところ |
解剖 | 筋肉 大腿直筋 外側広筋 運動神経 大腿神経 知覚神経 外側大腿皮神経 大腿神経前皮枝 動脈 外側大腿回旋動脈 |
取穴方法 | 大腿骨大転子と膝蓋骨底外端を結んだ線上で膝蓋骨外端から上3寸で外側広筋の中に取穴 古典 思い切って膝を伸ばすと膝蓋骨外縁に沿って溝が出る。 その溝の尽きたところ、そこから2寸上が梁丘で、さらに1寸上に取穴。 この場合の骨度は股の付け根から膝蓋骨の中央までを1尺9寸ととり、それに基づいて決めていく |
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主治 | 膝が痛む 股から膝にかけての痛み、しびれ、屈伸がしにくい、下肢が痛む 下腹、足、腰、膝の冷え |
穴名由来 | |
解剖 | 筋肉 外側広筋 運動神経 大腿神経 知覚神経 外側大腿皮神経 大腿神経前皮枝 動脈 外側大腿回旋動脈 |
取穴方法 | 膝を軽く曲げて 膝蓋骨の下にある陥凹部 膝蓋靭帯上に取穴 古典 膝蓋骨と脛骨粗面の間にあって、膝蓋靭帯の上にあたるところに取穴 |
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主治 | 膝関節炎 膝関節症 リウマチ 水腫 脚気 |
穴名由来 | ”犢”は子牛の意味 犢鼻は子牛の鼻という意味 |
解剖 | 筋肉 膝蓋靭帯 運動神経 なし 知覚神経 伏在神経膝蓋下枝 動脈 膝関節動脈網 |
取穴方法 | 犢鼻の下方3寸 腓骨頭の直下と脛骨粗面下端の間に摂る 古典 膝を直角に曲げて親指を皿の上端に当てて、人差し指をむこう脛に添わせ、中指の先があたったところ |
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主治 | 胃疾患(胃痙攣、胃炎、胃アトニー、胃下垂) 肝臓、胆のうの症状 糖尿病からくる諸症状(体がだるい、やせる、のどが渇く) 足の症状(脚気、各種神経痛、半身不随、脳卒中からくる足・膝の疲れ、だるさ) 心臓病や呼吸器疾患などで胃腸の消化機能を回復させて栄養を補給する。 神経衰弱、ヒステリー、神経症、精神錯乱 鼻疾患(鼻炎、蓄膿症、臭覚異常) |
穴名由来 | ”里”は胃腸を意味する |
解剖 | 筋肉 前脛骨筋 運動神経 深腓骨神経 知覚神経 外側腓腹皮神経 動脈 前脛骨動脈 |
取穴方法 | 乳頭上 |
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主治 | 鍼灸治療の禁忌 マッサージのみ 乳の出が悪い |
穴名由来 | 缺盆とは鎖骨上窩のこと。 鎖骨上窩のくぼみの圧痛点に取穴するのが良い |
解剖 | 筋肉 大胸筋 小胸筋肋間筋 運動神経 胸筋神経 知覚神経 肋間神経前皮枝 肋間神経外側皮枝 動脈 胸肩峰動脈胸筋枝 外側胸動脈肋間動脈 |
取穴方法 | 乳頭線上 第三肋間(第三肋骨と第四肋骨の間)に取穴 |
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主治 | 呼吸器疾患 心臓疾患 胸痛 肋間神経痛 |
穴名由来 | ”鷹”は胸の意味 胸の窓という意味 |
解剖 | 筋肉 大胸筋 小胸筋肋間筋 運動神経 胸筋神経 知覚神経 肋間神経前皮枝 肋間神経外側皮枝 動脈 胸肩峰動脈胸筋枝 外側胸動脈肋間動脈 |
取穴方法 | 乳頭線上 第二肋骨の上際 |
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主治 | 息苦しさ 胸の痛み のぼせ 心臓病 |
穴名由来 | 庫房は部屋、納めるの意味 心臓と肺を収める場所という意味 |
解剖 | 筋肉 大胸筋 小胸筋 肋間筋 運動神経 胸筋神経 知覚神経 肋間神経前皮枝 肋間神経外側皮枝 動脈 胸肩峰動脈胸筋枝 外側胸動脈 肋間動脈 |
取穴方法 | 乳頭線上で鎖骨と第一肋骨の間のくぼみに取穴 胃経の胸部のツボは全部乳頭線上に取穴 |
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主治 | 胸からあばらにかけて痛む 横腹が苦しい |
穴名由来 | ”気”か空気 ”戸”は門戸 空気の出入口の意味 |
解剖 | 筋肉 大胸筋 鎖骨下筋 運動神経 胸筋神経 鎖骨下筋神経 知覚神経 鎖骨上神経 肋間神経前皮枝 動脈 鎖骨下動脈 |
取穴方法 | 乳頭線上 第二肋間(第二肋骨と第三肋骨の間)に取穴 |
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主治 | のぼせ 痰 体のむくみ 腫れ 顔面麻痺 呼吸器疾患 心臓疾患 肋間神経痛 |
穴名由来 | 肺を覆っている屋根の意味 |
解剖 | 筋肉 大胸筋 小胸筋肋間筋 運動神経 胸筋神経 知覚神経 肋間神経前皮枝 肋間神経外側皮枝 動脈 胸肩峰動脈胸筋枝 外側胸動脈肋間動脈筋肉 |
取穴方法 | 人迎と気舎との中間で、胸鎖乳突筋の前のへりに取穴 輪状軟骨と同じ高さ |
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主治 | 咳が出てのぼせる のどが腫れる 息苦しい のどの調子が悪くガラガラ声になったとき 気管支炎 咽頭炎 喉頭炎 喘息 |
穴名由来 | |
解剖 | 筋肉 広頚筋 胸鎖乳突筋 運動神経 顔面神経 副神経 頚神経叢筋枝 知覚神経 鎖骨上神経 動脈 総頸動脈 |
取穴方法 | 前頭部の髪の生え際の角に取穴 一般に額に皺を作って一番上、髪の生え際に近い皺が顔と頭の堺であり、これを横に辿っていくと、ちょうど髪の生え際の角に取穴 |
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主治 | 頭が疼いて破れるような痛み 目が痛んで抜けるような症状 片頭痛 視力減退 結膜炎 脳充血 |
穴名由来 | |
解剖 | 筋肉 側頭筋 運動神経 顔面神経 知覚神経 眼神経 上顎神経 下顎神経(三叉神経第二枝) 動脈 浅側頭動脈 |
取穴方法 | 喉頭隆起の傍ら、胸鎖乳突筋の前縁、親指と人差し指で喉頭隆起を挟み、動脈の拍動を感じるところ |
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主治 | 喘息 急性関節リウマチ 高血圧 骨髄炎 痛風 慢性気管支炎 神経性心悸亢進症 狭心症 胃痙攣 胆石疝痛 頭痛 めまい 結節性紅斑 慢性の甲状腺病(橋本病) 高血圧に効くツボとされているがその根拠はこのツボの近くに頸動脈小体という血圧を感知するセンサーがあって血圧を調整しているからである。 血圧の調整をしているから刺激をすれば血圧が下がるというのは浅はかではないのか? |
穴名由来 | |
解剖 | 筋肉 広頚筋側頭筋 運動神経 顔面神経 知覚神経 頸横神経 動脈 総頸動脈 (頸動脈小体) |
取穴方法 | 鎖骨内端の上縁、胸鎖乳突筋の胸骨部と鎖骨部の両起始部の腱の間のくぼみのところに取穴 |
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主治 | のどの痛み 頸にできたできもの、腫れ のぼせ 肩首コリ うなじのこわばり このツボのあるところには迷走神経が通っている。 迷走神経は脳から胸鎖乳突筋を経て気舎の位置を通り胸から腹部へと抜けている。 このことから気舎への刺激は迷走神経を介して胃腸の働きを活発化させる効果が期待できる。 迷走神経への刺激なので胃腸に限らず、心臓、肺、肝臓、腎臓にも効果がある。 |
穴名由来 | |
解剖 | 筋肉 広頚筋 胸鎖乳突筋 運動神経 顔面神経 副神経 頚神経叢筋枝 知覚神経 鎖骨上神経 動脈 総頸動脈 |
取穴方法 | 乳頭線上で、気舎よりも外側2寸5分、天突と並べてこれを取穴する 乳頭線上で鎖骨の上方陥凹部に取穴 |
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主治 | 喘息 息苦しさ 胸苦しさ 鎖骨上窩の痛み 熱性の急性病で熱がなかなか下がらない時 内科系の病気 頚腕症候群 |
穴名由来 | 缺盆とは鎖骨上窩のこと。 鎖骨上窩のくぼみの圧痛点に取穴するのが良い |
解剖 | 筋肉 広頚筋 中斜角筋 運動神経 顔面神経 頚神経叢前枝 知覚神経 鎖骨上神経 肋間神経前皮枝 動脈 鎖骨下動脈 |
取穴方法 | 不容の下3寸 建里の外側2寸 |
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主治 | 息苦しい 腹が張る 腸が鳴る 下痢 腹が臍をさしはさんで急に痛む 寒気がして尿を漏らす 胃の症状全般 脚気 違尿症 |
穴名由来 | |
解剖 | 筋肉 腹直筋 運動神経 肋間神経 知覚神経 肋間神経前皮枝 動脈 肋間動脈 上腹壁動脈 |
取穴方法 | 不容の下2寸 中脘の外方2寸 |
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主治 | 胃炎 胃下垂 胃アトニー 胃潰瘍 消化不良 胃部膨満感 神経性胃炎 急性胃炎 胃拡張症 食欲不振 黄疸 胆石症 |
穴名由来 | |
解剖 | 筋肉 腹直筋 運動神経 肋間神経 知覚神経 肋間神経前皮枝 動脈 肋間動脈 上腹壁動脈 |
取穴方法 | 八番目の肋骨の一番前端、ちょうどみぞおちのすぐ両側に取穴 巨闕の外方2寸 |
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主治 | 腹部が張って腸鳴がする 嘔吐感 胸から背中に抜けるように痛む 動悸 胃痛 横隔膜の痙攣 胸脇苦満 心悸亢進 胃痙攣 肋間神経痛 胃酸過多 しゃっくり みぞおちから胃にかけてなんとなくシクシク痛む 疝痛ようのキリキリした痛み げっぷ、胸やけ 胃もたれ 胃が重苦しい 腹鳴がするなどの胃弱 胃アトニー 胃下垂 胆石症の痛み |
穴名由来 | 胃の入り口の意味 |
解剖 | 筋肉 腹直筋 運動神経 肋間神経 知覚神経 肋間神経前皮枝 動脈 上腹壁動脈 |
取穴方法 | 乳頭線上 第五肋間(第五肋骨と第六肋骨の間)に取穴 |
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主治 | 胸腹部がはって重苦しい 急性熱性病でふくらはぎが張って痙攣が起こった場合 乳腺炎などの乳房の病 肋間神経痛 心筋梗塞 肋膜炎 |
穴名由来 | |
解剖 | 筋肉 大胸筋 運動神経 胸筋神経 知覚神経 肋間神経前皮枝 肋間神経外側皮枝 動脈 胸肩峰動脈胸筋枝 外側胸動脈 肋間動脈 |
取穴方法 | 不容の下一寸 上脘の外方2寸 |
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主治 | 腹部のかたまり、しこりが出来る病 胸、脇腹の痛み 神経性胃炎 肋間神経痛 腹が鳴る、張る のぼせて息切れや咳がでる 食べたものが下に下がらない |
穴名由来 | 心窩部の膨満や胃や肝疾患に効果のあるツボという意味 |
解剖 | 筋肉 腹直筋 運動神経 肋間神経 知覚神経 肋間神経前皮枝 動脈 肋間動脈 上腹壁動脈 |
取穴方法 | 水分の外方2寸 天枢の上1寸 |
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主治 | 消化不良 胃下垂 十二指腸潰瘍 嘔吐 神経性胃炎 胃炎 腎盂炎 脱肛 神経衰弱 舌炎 舌下腺延 |
穴名由来 | ”滑”は腎臓を表す 腎と腗胃との間にあってこれらの部位の疾患に効果がある |
解剖 | 筋肉 腹直筋 運動神経 肋間神経 知覚神経 肋間神経前皮枝 動脈 肋間動脈 上腹壁動脈 |
取穴方法 | 不容の下4寸 下脘の外方2寸 |
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主治 | 臍をめぐって何かに切られるような痛み 心窩部の痛み 吐いたり、胃が痛む 一般に胃腸の疾患 脚気 遺尿 てんかん 精神錯乱 |
穴名由来 | 胃の終わり 胃の下部の重要穴 |
解剖 | 筋肉 腹直筋 運動神経 肋間神経 知覚神経 肋間神経前皮枝 動脈 肋間動脈 上腹壁動脈 |
取穴方法 | 天枢の下1寸 陰交の外方2寸 |
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主治 | 腹部の疝痛様の痛み 腸痙攣 胃下垂 月経痛 生理不順 足が冷えて下腹がはる |
穴名由来 | 正中線の外側で腹直筋の盛り上がったところをさす |
解剖 | 筋肉 腹直筋 運動神経 肋間神経 知覚神経 肋間神経前皮枝 動脈 浅腹壁動脈 下腹壁動脈 |
取穴方法 | 雲門の下1寸、鎖骨下窩で大胸筋の張ったところよりやや上方に取る。 先に雲門を取穴したほうが取りやすいです。 |
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主治 | 古典 喉が腫れて痛む、胸苦しい、上腕、前腕にかけて腫れて痛む、咳、痰がでる、顔が浮腫んで腫れる、鼻水が出る 現代 ・呼吸器疾患全般 喉の痛みやせき、たん、喘息、慢性気管支炎などに効果的) ・五十肩などの肩疾患胸郭出口症候群 ・バストアップ |
解剖 | 筋肉 大胸筋 小胸筋 運動神経 外側胸筋神経 内側胸筋神経 知覚神経 鎖骨上神経 動脈 胸肩峰動脈 |
取穴方法 | 腋窩横紋から3寸、上腕二頭筋長頭と短頭の割れ目に取穴 上腕を三等分した上部3分の1 |
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主治 | 古典 鼻血が出て止まらない、急に寒気がする、ボーっとしたり、めまい、喘息、前腕内側の痛みや痺れ 現代 ・呼吸器疾患の場合 ・脳卒中の前駆症状、脳虚血発作(鼻,口からの出血、寒気、息苦しい、胸苦しい、めまい、ほてったり、ひえたりする) |
穴名由来 | 天は上焦で乳腺より上の部分の意味、府は集まるところを意味する、すなわち肺に病変があるときにここに老廃物が集まるという意味である。 呼吸器疾患の場合は天府に圧痛やこりが現れやすい。 |
解剖 | 筋肉 上腕二頭筋 運動神経 筋皮神経 知覚神経 内側上腕皮神経 外側上腕皮神経 動脈 上腕動脈 |
取穴方法 | 尺沢から9センチ下 肘のくぼみから腕橈骨筋(肘を直角に曲げて手首を曲げると前腕の外側に隆起する筋)の小指側の縁に沿って約三横指下の斜めに橈側に向かって走る円回内筋の上に当たる |
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主治 | 呼吸系疾患(胸膜炎、肺炎、気管支炎などの咳、痰、喘息、喀血、のどの痛み、のどの腫れ) 肘関節の痛み 肘あるいは前腕が冷え、伸ばしたり、曲げたりするときに痛む場合 頭痛 痔疾 |
穴名由来 | 孔は穴のことである。 そこを押すとくぼんで穴のような状態になるという意味 腕橈骨筋と橈側手根屈筋の間の筋肉の隙間にあたる。 最は重要な意味をもつ ”もっとも” とういふうに使う。 ”もっとも”は転じて集まるという意味がある。 |
解剖 | 筋肉 腕橈骨筋 運動神経 橈骨神経 知覚神経 外側前腕皮神経 動脈 橈骨動脈 |
取穴方法 | 少し顎を上にして。のどの一番前、喉頭隆起のすぐ後ろ側で、右手の人差し指と親指を軽く触れると脈をうっている(総頚動脈の拍動)部分があるがこれから一寸5分後ろにとる。 胸鎖乳突筋中にあり、筋の中央よりもやや前方にある |
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主治 | 咳、痰、唾が多くのどが痛む アヒルが鳴いているようにガアガアと声が枯れてのどが痛む 扶突は胸鎖乳突筋中、頚動脈の真上にあるために頸からのどにかけての血流に敏感である 人迎、天柱とともに血圧を下げる大切なツボとされている。 吐き気、げっぷ、むかつきなどのお腹の調子を整える迷走神経が通る道筋であるために胃腸の調子を整えるときに使われる。 |
穴名由来 | |
解剖 | 筋肉 広背筋 胸鎖乳突筋 運動神経 顔面神経 副神経、頚神経叢筋枝 知覚神経 頚横神経 動脈 上行頸動脈 |
取穴方法 | 扶突の下3センチ、胸鎖乳突筋の後縁、喉頭隆起(輪状軟骨)の外方3寸の点から下方1寸に取穴 |
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主治 | のどの腫れ、痛み、ふさがり 扁桃炎 歯痛 肩こり |
穴名由来 | ”天”は首から上の頭の部分を意味し、”鼎”はかなえという意味である。かなえとは三つの足を持った香をたく器のことである。 天鼎の部位は下顎三角と呼ばれるところ、すなわち、胸鎖乳突筋、僧帽筋、鎖骨でちょうど三角形を形作るが、この三角形のくぼみの頂点に近く、胸鎖乳突筋の後ろにある。 三角形の頂点にあたるツボなのでこの名がつけられたと思われる。 このツボのある胸鎖乳突筋の内側には、心臓と頭部を結ぶ血管や、数多くの神経が走っている。 血圧の調整をする圧受容体がある。 |
解剖 | 筋肉 広背筋 胸鎖乳突筋 運動神経 顔面神経 副神経、頚神経叢筋枝 知覚神経 鎖骨上神経 動脈 上行頸動脈 浅頚動脈 |
取穴方法 | 肩関節を90度外転したときに肩関節の前後に現れるくぼみのうち前のくぼみ ちなみに後ろのくぼみは肩髎 肩鎖関節(肩甲骨の肩峰と鎖骨の間の関節) |
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主治 | 脳障害からくる半身不随 急性熱性病と熱病の結果、前腕が痛み麻痺症状が来てうずくもの 歯痛 半身不随 関節リウマチ 蕁麻疹 いんきん、たむし 湿疹 皮膚病 ☆脳卒中の一週間以内に肩庽、肩髎、肩貞の三つのツボに治療すると肩の筋肉が落ちることがない |
穴名由来 | ”ぐう”は肩先を意味し、肩峰突起をぐう骨という。 したがって肩先のかどすみにあるということ。 |
解剖 | 筋肉 三角筋 運動神経 腋窩神経 知覚神経 鎖骨上神経 動脈 胸肩峰動脈三角筋枝 |
取穴方法 | 肩遇の下9センチ、上腕の下を軽く押していくと指の止まるところ。 三角筋の前縁に取穴 |
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主治 | 肩関節痛 五十肩 手の神経痛 肘が上がらず痛む 頸、うなじのコリが大変強くて頸が動かないようなとき 頚部リンパ節の慢性腫脹 はれもの |
穴名由来 | ”臂”は前腕、”臑”は肘や上腕を表す このツボは別名、頭衝、頸衝と呼ばれ、ちょうどこの近くを親指や人差し指を動かす橈骨神経が通っており、腕の機能を保つうえで重要なツボである |
解剖 | 筋肉 三角筋 上腕二頭筋 運動神経 腋窩神経 筋皮神経 知覚神経 外側前腕皮神経 動脈 上腕深動脈三角筋枝 |
取穴方法 | 肩甲棘の上を外に押していくと、肩端で指の止まるところ 肩井から肩端に向かって押さえていけば鎖骨の外端と肩峰の間で指が止まるところ |
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主治 | 下歯の痛み 肩から肘の痛み、腫れ、麻痺(上腕神経痛) 肩関節リウマチ 吐血 胸痛 胸内苦痛 小児の疳の虫、ひきつけ |
穴名由来 | ”巨骨”は鎖骨を意味し、胸部の蓋をしている鎖骨外端の際にあるツボという意味である。 したがって肩先のかどすみにあるということ。 |
解剖 | 筋肉 僧帽筋 棘上筋 運動神経 副神経、頚神経叢筋枝 肩甲上神経 知覚神経 鎖骨上神経 動脈 肩甲上動脈 |
取穴方法 | 曲池の上9センチやや後ろに向かい、上腕骨外側上顆の上、上腕三頭筋の外縁に取穴 上腕三頭筋と上腕筋の境目 深部に橈骨神経が通るので深刺しは禁忌 |
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主治 | 肘の冷え、痛み、痺れ 前腕が痛み、けいれんして使えない時 吐血 咳 痰 下肢が動かない みぞおちが張って重苦しい のぼせて微熱がある 皮膚病 |
穴名由来 | |
解剖 | 筋肉 上腕三頭筋 上腕筋 運動神経 橈骨神経 筋皮神経 知覚神経 外側前腕皮神経 動脈 上腕深動脈 |
取穴方法 | 鼻孔の外8分 瞳孔の直下の線と鼻翼外縁から横に引いた線との交点 |
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主治 | |
穴名由来 | 上顎骨の飛び出たところの下方の陥凹部 |
解剖 | 筋肉 小頬骨筋 上唇挙筋 運動神経 顔面神経 知覚神経 上顎神経(三叉神経第二枝) 動脈 眼窩下動脈 顔面動脈 |
取穴方法 | 瞳孔の下1寸 眼窩下孔部 |
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主治 | |
穴名由来 | |
解剖 | 筋肉 眼輪筋 運動神経 顔面神経 知覚神経 上顎神経(三叉神経第二枝) 動脈 眼窩下動脈 |
取穴方法 | 鼻翼外側縁の中点 鼻唇溝中に取穴 |
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主治 | |
穴名由来 | |
解剖 | 筋肉 上唇尾翼挙筋 上唇挙筋 小頬筋 運動神経 顔面神経頬骨枝 知覚神経 上顎神経(三叉神経第二枝) 動脈 上行頸動脈 |
取穴方法 | 水溝の外5分 鼻孔外縁の下方 |
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主治 | |
穴名由来 | |
解剖 | 筋肉 口輪筋 運動神経 顔面神経頬筋枝・下顎縁枝 知覚神経 上顎神経(三叉神経第二枝) 動脈 上唇動脈 |
取穴方法 | 瞳孔の下 7分 眼窩下縁中央 |
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主治 | |
穴名由来 | |
解剖 | 筋肉 眼輪筋 運動神経 顔面神経 知覚神経 上顎神経(三叉神経第二枝) 動脈 眼窩下動脈 |
取穴方法 | 下顎角の前方約1寸3分のところで、骨の陥凹部に取穴する 下顎角から下顎骨上を前方へ触れていくとくぼんだ所に顔面動脈が触れるのでここに取穴 |
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主治 | 顎から頸にかけての痛み 唇や口が痙攣する(三叉神経の痙攣) 舌のこわばり 目の痛み 下歯痛 |
穴名由来 | 上顎骨の飛び出たところの下方の陥凹部 |
解剖 | 筋肉 広頚筋 咬筋 運動神経 顔面神経 下顎神経 知覚神経 下顎神経(三叉神経第二枝) 動脈 顔面動脈 |
取穴方法 | 口角の外側4分 二本の指で口角をつまみ、拍動を感じるところに取穴 鼻唇溝あるいは鼻唇溝の延長上に取穴 |
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主治 | 高血圧や中風による言語渋滞 顔面神経麻痺 胃が悪い 口の歪み 血圧が高くて言葉がもつれやすい |
穴名由来 | ”地”は大地 ”倉”は食べ物を収める倉、すなわち胃を表す 胃は大倉とも呼ばれ胃の反応が出やすい部位である。 |
解剖 | 筋肉 口輪筋 運動神経 顔面神経 知覚神経 上顎神経(三叉神経第二枝) 下顎神経(三叉神経第三枝) 動脈 顔面動脈 |
取穴方法 | 口を大きく開けて顎を上下に動かすと耳のすぐ前のところが際立って盛り上がってくる。ここから少し耳のほうへ寄ったところ、つまり頬にあって顎が動くところに取穴。 下顎角の前上方で歯を食いしばると咬筋が緊張し、力を抜くと凹むところに取穴 |
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主治 | 半身不随で口をグッと食いしばって話が出来ない 歯痛 顎の腫れ 頬の腫れ 口・歯が痛くてかむことが出来ない 頸のコリが強く頭を巡らすことが出来ない 顔面麻痺 |
穴名由来 | ”頬”はほほ、”車”は下顎関節を表す |
解剖 | 筋肉 咬筋 運動神経 下顎神経 知覚神経 下顎神経(三叉神経第二枝) 大耳介神経 動脈 浅側頭動脈 |
取穴方法 | 耳孔の前、頬骨弓中央部下縁、下顎骨顆状突起の前のくぼみの中にあり、口を閉じれば穴が開き、開ければ消えるところ。 耳の前を前方に触っていくと頬骨の一番高いところにつく。ここは頬骨弓と呼ばれるところで、この下縁に沿い、耳から鼻のほうに向かって押していくとくぼみに突き当たる |
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主治 | 耳鳴り 上歯茎の痛み 顔面麻痺 顎関節症 |
穴名由来 | |
解剖 | 筋肉 咬筋 外側翼突筋 運動神経 下顎神経 知覚神経 下顎神経(三叉神経第二枝) 動脈 顔面横動脈 |