婦人科疾患総論


当院では不妊症を始めとした婦人科疾患で多くの患者さんが訪れます。

女性は月一回の生理だけでも煩わしいのに女性特有の婦人科疾患になってしまっては堪ったものではありません。

この女性を苦しめる婦人科疾患も実は鍼灸治療で改善できる場合が非常に多いのです。

理解してしまえば簡単なことなのですが鍼灸治療になじみが少ない患者さんには少し難しいと思いますがなるべく簡単に説明していきたいと思っています。




婦人科疾患は大まかに分けて二つの種類があります。


婦人科疾患は名前を上げたらキリがないくらいに多いのですがその原因は実はたった二つなのです。


1.視床下部ー下垂体系の機能異常

2.骨盤内に溜まった汚血

鍼灸治療では病院で手術の適応症以外は上記の二つの原因を治療することで婦人科疾患は改善するのです。



1.視床下部ー下垂体系の機能異常


個々の場所は言うまでもなく女性ホルモンを放出するためにコントロールタワーです。

大まかに言えば自律神経なのでここの異常は自律神経の乱れとも言えます。

男性にもあるのですが特に女性はこの部分の働きが生理や妊娠に大きく影響します。

別途詳細に説明がしてありますので下のリンクから見てみてください。




2.骨盤内に溜まった汚血


汚血は婦人科疾患最大最強の諸悪の根源です。

汚血解消無くして婦人科疾患の改善は見込めないと思ってくださっても構いません。

汚血とは生理の経血が逆流して腹腔に溜まってしまう現象です。

このことについても詳細にホームページに載せていますので参照してみてください。




上記の視床下部ー下垂体系の異常か、汚血が原因かで各種婦人科疾患は分けられますが、基本的には全ての婦人科疾患にはその両方が影響していると思って間違いありません。

以前は下記のように疾患別に分けて解説していましたが以下の疾患のいずれも上記の視床下部ー下垂体系の異常と汚血の排出をすれば婦人科疾患は改善するという結論に至りました。

 

・不妊症

・不育症

胞状奇胎の鍼

多嚢胞性卵胞症候群(PCOS)

黄体機能不全

月経前症候群(PMS)

月経異常

無月経

更年期障害

無排卵症候群

高プロラクチン血症

早発卵巣不全(早発閉経)

生理痛(月経困難症)

卵巣過剰刺激症候群(OHSS)

子宮内膜症

子宮後屈