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序章


コリをほぐせば体調は改善する!!

何故、痛みや痺れがなかなか改善しないのか?



世の中には病院などに行って、レントゲンやMRIなどの画像検査をしたり、血液検査などをしても異常なしと言われたり、
たとえ診断されてもいっこうに改善しないと訴える患者さんが多くいます。


こういう患者さんは一時的に痛み止めを服用したり、電気治療などで痛みを緩和したりして、長期間ダラダラと治らず
に苦しみ続けます。

それどころか、薬の長期服用により副作用にも悩まされることにもなるのです。。


これは何故なのでしょうか?
これにはしっかりとした理由があるのです。


結論を先に言ってしまいますが、原因は全て筋肉のコリなのです。


筋肉が固くなっている状態をコリと言いますが、この固くなった筋肉が血管や神経を圧迫して痛み、痺れ、等の不快な
症状を引き起こしているのです。

肩こり腰痛などを体験されたかたは多いと思うのですが、これは筋肉が固くなってしまい神経や血管を締め付けたり
圧迫することによって、血流を悪くしたり、神経の電気信号を阻害して痺れや痛みを発生させているのです。


ここで言う筋肉とは内臓や血管、腱、靭帯などの全ての軟部組織を含みます。


現象としては筋肉が固くなっているだけなので至って単純な事なのですが、この筋肉のコリは様々な痛みや痺れを引
き起こす原因となるのです。


このブログでは筋のコリを中心に何故なかなか病気が治らないのか? 東洋医学とは? 
中でも鍼治療を中心に分かりやすい言葉で説明していきたいと思います。


このブログを読んで一人でも多くの方が体調を改善して楽しい人生が送れることを願ってやみません。


2020年06月29日

1.筋肉のコリとは? 


1-1 人は代謝によって生命活動を行っています。


筋肉が固くなった状態の事をコリと言います。

肩こりに代表されるように筋肉がカチンコチンに固くなった状態の事を言うのです。


それでは何故、筋肉は固くなるのでしょうか?

この事は鍼灸治療の科学的根拠と深く関わってきますので是非熟読してご理解いただけるとありがたいです。
筋組織のコリ現象は人体の生命活動に深くかかわる問題ですので、まずは人間の代謝について理解する必要があるのです。



人は何故病気になるのか?

それを一言で言い表しますと血流が悪い事から病気は起こるのです。


生物は酸素を呼吸から吸収し、栄養を食べ物から吸収します。吸収された酸素と栄養分は血液を通して各細胞に送り、
各細胞は送られてきた酸素と栄養分で生命活動を行います。

生命活動を行った細胞は生命活動の結果出た老廃物を排出します。

二酸化炭素は吐く息から排出され、その他の老廃物はリンパの流れに乗って腎臓に行き、尿となって排出されます。
これを代謝と言います。

この代謝過程がスムーズに滞りなく行われていれば理論的には病気にはなりません。


問題は生命活動を行った後に排出される老廃物がスムーズに体外に排出されないことです。
代謝がうまく行かなくて腎臓まで老廃物を運べず、筋肉中に溜まってしまうのです。



西洋医学は体に必要な栄養を体に入れるという事に主眼を置いていますが東洋医学は老廃物をスムーズに体外に排出させる事に主眼を置いています。

この考え方は気功や漢方などの外の東洋医学にも通じるところがあるのです。

体に溜まった老廃物を体外に排出させることこそが病気にならない体つくりの第一歩なのです。


2020年06月29日

1-2 コリの原因となる老廃物とは?

それではコリの元となる老廃物とは一体何でしょうか?

ここでいう老廃物とは代謝の過程で出されるゴミみたいなもので、尿酸、乳酸、クレアチン酸などが代表例です。
簡単に言ってしまえば尿なのです。

老廃物(尿)がうまく流れないと筋肉組織中に溜まってしまい、硬くなってしまうのです。
この筋肉組織に老廃物(尿)が溜まって固くなる現象を東洋医学ではコリと表現しているのです。


老廃物(尿)が肩に溜まれば肩こりになり、腰に溜まれば腰痛になります。
下腹部に溜まれば不妊になり、顔に溜まれば老け顔になるのです。

体中に尿が溜まっている状態なんて考えただけでもゾッとしますよね。


固くなった筋肉組織は周辺の血管や神経を圧迫してしまい、様々な症状を引き起こします。

神経を圧迫すれば痛みや痺れとなって感じます。 血管を圧迫すれば各組織に栄養分が行かなくなり、老廃物が排出されにくくなるのです。

この現象が痛みや痺れなどの不調の原因なのですが、西洋医学で異常なしと判断されてしまうのです。

そして、この血流障害の状態はまだ西洋医学の病気の範疇ではないのです。


しかしこの状態が長く続きますと血液が酸性に傾き、いずれ癌、膿、胃潰瘍などの細胞自体の変化に繋がってしまうのです。ここまで来てやっと西洋医学が病気と認定して治療に入るのです。

ここで血液の流れを改善し、筋肉中に溜まった老廃物(尿)を速やかに尿として体外に排出し、元の柔らかい筋肉に戻すことで様々な不調から解放され、病気の予防に繋がるのです。


2020年06月30日

1-3 全身いたるところが凝ってくる


全身の筋肉はコるのです

「人間は柔らかく生まれて硬くなって死んでいく。。」という言葉がありますが、どうしても老化と共に各所が硬くなる傾
向にあります。

逆を言えば全身を軟らかく維持できれば健康で長生きが出来ると言うことが出来るでしょう。

患者さんに説明するときに、肩首や腰は凝るのは理解して頂けるのですが、治療中に患者さんに、「ここが固いですよ、凝っていますよ。。。」と言うと「え~~何でそんなとこが凝るんですか?」という答えが返ってきます。 
全身の筋肉は凝るのです。


お腹、顔、頭、指、 お尻、 胃、肝臓、腸、目玉、、、およそ凝るなんて考えられないところが凝るのです。

自分では想像できないところに筋肉のコリがあるのです。そこに病気を直す大きなヒントがあるのです。

人間の体の中で凝らないのは骨、髪の毛、爪、歯くらいのものでその他の軟部組織はその全てが硬くなるのです。

この硬くなった筋肉をしっかりほぐして柔らかくする事で身体の不調を治すのです。

2020年07月01日

1-4 何故、筋肉は凝るのか?

前回までは筋肉のコリ(筋肉中に老廃物が溜まって固くなった状態の事)が様々な症状を引き起こすことを学んできました。

それでは筋肉が何故こるのでしょうか?


血流が悪く、代謝が悪いために老廃物(尿)が筋肉中に溜まってしまうのですが、もう一歩踏み込んで考えてみましょう。

何故代謝が悪くなるのでしょうか?

代謝が悪くなる原因は血流障害ですが、その原因は以下の六つで

 1  姿勢が悪い
 2  運動不足
 3  栄養状態が悪い
 4  休息不足 (睡眠不足、使い過ぎ)
 5  傷跡 手術痕
 6  年齢


以上の6個の原因で血流障害を起こし、筋肉中に老廃物が溜まってしまうのです。

身体が凝りやすい人は以上の六つのうちどれかに当てはまります。
原因は一つではなく、多岐にわたることも多いのです。

臨床経験上一番多いのは、1の姿勢と 2の運動不足です。
次章からはひとつひとつ紹介していきたいと思います。



2020年07月02日

1-4-1 姿勢が悪い

筋肉が凝る原因の一番は何といっても姿勢が悪いことでしょう。

昨今ではパソコンやスマホを操作する時間が長く、どうしても同じ姿勢をすることが強いられます。

姿勢が正しければ良いのですが、悪い姿勢のままだと血流が悪くなり、老廃物が溜まりやすくなるのです。

脊椎骨盤矯正の話はあとで詳細に述べますが、今は図のような背骨が猫背になってしまい、骨盤が後方変異(でっちり)になってしまう姿勢が多いのです。

が後方変異しますと便秘、生理痛、不妊症などの原因になります。

脊柱が歪みますと 胃、心臓、肺などの臓器にも影響しますし、首が悪いと脳へ血流が阻害しますので自律神経失調症や頭痛を併発致します。

骨盤や脊椎を正しい位置に戻すだけで血流は劇的に改善し、凝りにくい体質に変わることが出来るのです。


2020年07月05日

1-4-2 運動不足


血流が悪くなる第二の原因は運動不足でしょう。

運動をして心拍数がある程度上がることにより、血流が早くなります。
通常ですとユックリと流れている血液が運動して心臓に負荷をかけることにより。心臓のポンプ機能が上昇し、流れが速くなるのです。

川の流れに例えますと、下流域のようなゆっくりとした流れが上流域のような激流になるのです。
血流が早くなることで滞っていた老廃物を速やかに腎臓に送ることが出来、体外に排出できるのです。


今や車の普及で田舎の人ほど運動不足になっています。
どこへ行くにも車を使用するため歩かなくなっているのです。

東京などの大都市の人ほど電車やバスを使用する頻度が高いのでよく歩くと思われます。

運動と言っても何も難しい事をしなくても良いのです。
少しの距離でも歩くことを心掛ければ血流は改善致します。

家を出るのが嫌なら、ヒンズースクワットと腕立て伏せだけで全身の筋肉を使いますので血流改善に役立ちます。

少しずつでも毎日のちょっとした努力が体質改善につながるのです。

2020年07月05日

1-4-3 栄養状態が悪い

栄養状態が悪くてもコリが溜まりやすいです。

ちゃんとした食事をとっていない、外食が多くて栄養の偏りがある、冷たいものを多く取る。などです。


栄養面に関しては種々の説明をしている方が多いので、ここでは多くは語りません。
栄養に関しては細かいことを言うとキリがないのです。

次の三点を考慮すれば大丈夫ではないかと思います。


1. 地産地消

その土地でとれたものを食べる、日本食をメインにする。
これは基本法則ではないでしょうか?
日本食は世界遺産にも指定されたくらいバランスの良い食事ですし、なにより日本が長寿世界一が物語っていると思います。
外国産のものはどうしても防腐剤などの影響があります。


2. 旬のものを食す

季節に合った自然に取れたものを食する。
今や野菜などは季節感がなく、いつでも食べられますが、やはり旬のものを食べたほうが健康には良いと思います。


3. 冷たいものを食べない

これは東洋医学的にも絶対と言っていいほどしてほしくないです。
冷え性のホームページでも述べていますが、現代人はアイスや氷を取りすぎです。
胃腸を直接冷やすこれらの食べ物は内臓の冷え性を引き起こし、免疫能力の低下を引き起こします。
アイスや飲み物に氷を入れる行為は避けるべきです。



2020年07月05日

1-4-4 休息不足

人間は休まないとだめです。

睡眠不足や同じ筋肉を酷使するのもコリを溜めやすいのです。

仕事を頑張るのも良いのですが休まず働いたり、睡眠時間を削ってまで働いたりすると体に疲労がたまってしまいます。
この疲労も元を正せば老廃物という事になりますので、筋肉が凝ってしまいコリとなって血流を阻害します。


近年多いのが長時間のパソコン作業やスマホの見過ぎで首に老廃物が溜まってしまい、脳への血流を阻害するパターンです。


脳は莫大な酸素を消費しますので自律神経障害を引き起こします。
この時点でもまだ病気ではないのですが、様々な自律神経失調症の症状を引き起こします。


ついには脳卒中や心筋梗塞などの命に重大な疾患となる恐れもあるのです。

社会情勢の変化の中で長時間労働を強いられる事が多いのですが、体に老廃物を溜めない努力をしていって欲しいものです。


2020年07月06日

1-4-5 傷跡 手術痕

傷跡や手術痕なども組織を固くしてしまいますので血流が悪くなり、コリの原因となってしまいます。

一番有名なのが首のむち打ち症でしょう。
むち打ちは首の靭帯を思いっきり伸ばして、損傷してしまう疾患です。
交通事故だけでなく、転んだり、急に抱き着かれたりしても起こる現象です。


むち打ちは早急に治療すれば良いのですが、症状がないと放っておいたり、病院などのシップや電気治療のみですと筋に老廃物が溜まり続けて固くなってしまうのです。

その結果、肩首コリ、頭痛、めまいなどの脳への血流障害が原因と思われる様々な症状を引き起こします。

次に多いのが開腹手術の経験がある患者さんです。
お腹に手術痕がありますと周囲の筋肉を引っ張ったり巻き込んだりして固くしてしまいます。

不妊症の大きな原因となってしまいます。

頭の傷跡も侮れません。
脳への損傷がないからと言って見くびっていますと、小さな傷跡でも脳への血流不足を起こします。
特に静脈血が流れにくくなりますので老廃物が溜まりやすくなります。
その結果脳腫瘍にまで発展してしまった患者さんもいるのです。


このように傷跡や手術痕は出来てしまえばどうしようもありませんが、早めの対処で傷跡を柔らかく、小さくできるので血流障害の被害を最低限に抑えることも可能です。



2020年07月10日

1-4-6 年齢


年齢問題は誰しも避けては通れない問題です。
誰しも年は取りたくないと思っていますが、こればかりはどうしようもないことです。

「人間は柔らかく生まれて固くなって死んでいく」

年齢と共に老廃物が徐々に溜まっていき、最終的には心臓に溜まって停止します。

死は避けては通れないのですがそれまでは健康にいたいと思うのが人の常です。

しかし、ご心配なく!!
老廃物を体外に排出する努力を続ければ死ぬ寸前まで人は元気に動いていられるのです。



2020年07月16日